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2019-08-07

法人と一緒に進める研修事例のご紹介

保育のデザイン研究所では、それぞれの法人の課題を伺い、その改善、質の向上のための研修内容をご提案し、法人の方と共に研修計画を組み立てています。

その一例をご紹介いたします。

 

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先日、ここ 1 年半ほど関わってきた社会福祉法人(認可保育園を複数運営)の全体研修会に参加させていただき、各園の研究報告を拝聴しました。

その中で、これまで何度か園内研修等の形でお話ししたことを参考にしながら、それぞれの園で工夫して改善してきた内容を報告してくださいました。子どもの遊びへのまなざしが変化し、子どもを変えるのではなく、環境を変えることへと、考え方がシフトしてきたことが伝わってきました。

当社が関わりだした当初は、「子ども主体の保育をめざしたい」という願いはあるものの、子どもがやりたいことを選択して遊ぶことが難しく、時間の区切りが多い状況でした。
まずは、指針の理解を徹底し、そのうえで環境を通して行う保育の意義を伝えながら環境
改善のアドバイスをしてきました。

例えば、月に一度行う製作が、決められたパターンで同じものを作る内容だということを
一つの議題とし、子どもにとって楽しいか、選んだり工夫したりする余地があるか、豊かなイメージが広がるかなどを話し合いました。

報告会では、材料や道具を多様に用意し、テーマのある製作は期間にゆとりを持ち、やりたい時に取り組めるようにしたと、発表されていました。

この研修会での報告を受け、理事長は、「私自身いろいろと迷いの日々だったので、なにかとても大きなギフトを職員から貰ったような気がして、とにかくうれしい気持ちで一杯でした」とおっしゃっていました。

このように変化するということは、もちろん研修の内容やサポートも重要ですが、園内で明確な目標を立てていること、頻繁に話し合いの機会を設けていること、また理事長に報告し、方向を確認しあっていること等、様々な要素が絡んでいるように見えます。
このように変化を伝えてくださる機会がとてもありがたく、また身が引き締まる思いでし
た。

環境改善は、日々の子どもとの対話の中で、チャレンジし続けられるものです。今後も引き続き、保育者の迷いや悩みに耳を傾けながら、一緒に改善していきたいと思います。

(川辺)