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2018-08-21

葉っぱはいつ落ちたのかな(3歳0ヶ月)

2017年10月

「はっぱ、いっぱい落ちているね。
あかいのも、きいろいのも、みどりもあるね。

かずくんが、絵本よんでいるまえに、落ちたのかな」

出かける直前まで、和は絵本を読んでいました。

「まえに」というのは、「それよりも前」とか、「今よりも前」というニュアンスかな?

秋の葉が、数日の嵐でずいぶんと散りました。

その様子を見て、見ていない間のことを想像して、「いつ落ちたか」を考えるようになったということが嬉しくなりました。

(川辺)

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静岡で初めて幼稚園の先生になった。最初に3歳児の担任になった。何もかもが新鮮だった。

幼稚園の裏庭に池があって。そのそばに桜の樹があった。見上げると小さなさくらんぼかたくさん実っていた。

それを見て子どもたちが言った。「落ちてきて!」と。ピョンピョン跳ねながら「落ちてきて!」を連呼した。

そして地面を見たら、「落ちてた!」。それを見て、子どもたちは大喜び。

「落ちたね!」とつぶやいた。

その時、私の心にある思いが浮かんだ。「願い」は時間差で聞いてくるのかもしれないということ。

さくらんぼを見て、「落ちてきて!」と願うこの子たちの願いは、時を経て、次にここに来る誰かのために叶うのではないかと。

願いは、そんな風にリレーされていく。落ち葉はいつ落ちたの?という和くんの疑問から、そんなことを考えた。

(宮里)