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2018-04-12

不思議な空の色(2歳7ヶ月)

2017年4月

「うわー、しゅっごーい(すっごーい)」

保育園の帰り道、自転車で自宅に向かっていたら、和が背中から大きな声で言いました。

「ほんと、不思議な色ね」と返すと、
「ピンクは? ピンクは?」としきりに聞いてきます。

そういえば、前に見た空で、「ピンク色」を見つけたんだっけ。

移動しながら、空の色がピンクに変わっていくのが見えると、
「わぁ!ピンクよ。ピンクとぉ、きいろとぉ、…………あお! あお、ある?」

「ねーーー、あお、あるの?あおーー?」

あお?
ピンと来なくて黙っていると、何度も聞かれるので、よくわからないまま「あおもあるねー」と答えました。

そして、流れゆく雲をもう一度見上げて、わかったのです!

「あお」は、空の色!

当たり前の青い空が、不思議な雲の間から見えたのでした。

(川辺)

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遥か遠くを眺める、という行為は、豊かな行為だと思う。

或いは、豊かさを連れてくる行為。

 

収容所での厳しい日々を送っていたユダヤの人が、ある日格別に美しい夕焼けを見た。

その瞬間、心が満たされ、生きていてよかったと思った、という話を聞いたことがある。

言葉を越えた言葉。

全ての人を包む美。

和くんがお母さんと見つけた格別に美しい夕焼けは、こうして、ネットの力も借りながら、ひろがっていく。

染み透っていく。

(宮里)