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2018-03-14

こわれたら……(2歳6ヶ月)

2017年4月

和が、手に持って出かけた重機。
自転車の後ろで眺めていたら、落としてしまいました。

あっという間に、パリン!

軽い音がして、バラバラに壊れてしまいました。

オイオイ泣く和の声を背中で聞きながら、うまく慰めることもできずに突き進んでいると、途中でふと静かになりました。

しばらくして。

「おかあさーん、ブルドーザー、パリンってなっちゃったから、あたらしいの、かってねーーーー」

えーーーー!?

壊れたら、買えばいいなんて!!

か、かれはもう、だいぶわかってるっていうことですね???

(川辺)

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パリンってなるっていうことは、崩壊の悲しみなのかもしれない。喪失ではなく崩壊。

我が身も痛むような感覚。

その悲しみを越えて、再生を体験した時、ヒトは力を得るように思う。

 

でもこればっかりは無理!!!  という時、魔法の扉が開く。

「新しく買う」という魔法。

確かに彼はその魔法の存在を知ってしまったのかもしれない。

でも、いいよ。

まずオイオイと泣いたし、かわいい声でおねだりしたしね。

(宮里)